奥州小道
《奥州小道》是日本江户时代最伟大的俳人松尾芭蕉所写的纪行散文，描写的是松尾芭蕉与其弟子河合曾良于元禄2年（1689年）从江户出发、在奥州和北陆的徒步旅行。这次旅行全程达2400公里，从当年仲春延续至初秋，而芭蕉当时已经45岁，在平均寿命不过50岁左右的江户前期已属高龄，而且芭蕉五年后去世时刚好也就50岁。芭蕉出身伊贺，是著名的忍者之乡，所以后世有人认为他是一名忍者，以其高龄而不辞辛苦地跋山涉水前往东北不毛之地（当然是相对江户来说），是为幕府收集奥州、北陆等地的情报，为更好地控制这些地区服务。而且芭蕉修习秘忍之术，才能承担这趟辛苦。当然也有很多人对此不以为然，认为是一种历史发明，但无论芭蕉是否担负了什么秘密任务，他的这些散文却应该是他亲临其地时所见所闻、所思所感的自然流露，再加上不时即兴创作一两首俳句，使这部散文集更加出彩。
松尾芭蕉可以算得上是日本的李白，他本人也非常推崇李白，在芭蕉这个俳号之前甚至给自己起了个桃青的号，就是为了呼应李白。芭蕉是俳谐的集大成者，日本人称其为俳圣，他的俳句风格清寂空灵，又往往不乏趣味，后世尊为蕉风，又叫做正风，说明其在俳谐艺术中的正统性，而芭蕉门人弟子统称蕉门。芭蕉桃李满天下，最杰出的门人被称为蕉门十哲，不过十哲的名单各家之间略有差异，其中八位都是各家公认的，只有最后两位有三人竞争，当然这就像春秋五霸有好几种一样，倒不算什么大问题。
本贴当然主要不是为了介绍这些散文和俳句，而是以芭蕉在奥州和北陆的脚踪串起《奥州小道》中描写的各地景物，准确地说应该叫“芭蕉俳踪”。由于这些散文是一次游历所写，所以是线性的，比较容易跟进。而且东北地区的开发不比关东关西，除了少数大城市外，那些自然景观和一些古迹还保留了较为原始的面貌，很多景物和芭蕉时代也没太大变化。
《奥州小道》的日文原名是《奥の細道》，奥这个字本身有深处、终极的涵义，奥州之名就是为了表现其在本州最远端、最深处的位置，所以“奥の細道”也不妨理解为“深处的小道”，至于什么深处，那就见仁见智了。从芭蕉在文中表达出来的对世事无常的感慨和对旅次艰辛的执着来看，也未尝不能将其解释成精神深处的小道，走进这条小道，要像芭蕉那样甘之如饴、陶然忘机。
芭蕉除了奥州之行外，还有过好几次徒步旅行，不过奥州之行是最长、最著名的一次，纪行文字的艺术水准也最高。下图是在今岐阜县大垣市奥州、北陆之行结束地建立的奥の細道结束地纪念馆中的芭蕉行旅地图，其中右上深红色的就是奥州、北陆之行的线路。
芭蕉在出发前的大半个月前迁出了位于深川的芭蕉庵，住到了蕉门中人、同时也是芭蕉在经济上的援助人杉山杉风的宅子里，做出发前的准备。就是在这一段准备期、在出发前夕，芭蕉写下了以下一段话，通常被看做他对奥州之行的展望和期待。芭蕉还写了一首俳句，描写的是迁入杉风宅中看到布置雏祭（女儿节）人形的情景，虽与旅次无关，倒也平实恬淡。
月日は百代の過客であり、行き交う年もまた旅人である。舟の上に生涯を浮かべるもの、馬のくつわを取って老いを迎えるものは、日々これ旅にあり、旅を住みかとしているのだ。古人も多く旅に死んだという。私もいつ頃よりであろう、ちぎれ雲のように風にさそわれては、漂泊の思いやまず、海辺をさすらったものである。去年の秋、江上の破れ小屋に蜘蛛の古巣を払い、ようよう年も暮れる。春立つ霞の空に、白川の関を越えてみたいもの、とそぞろ神にとりつかれ心乱され、道祖神にも招かれては取るものも手につかぬありさま。股引きの破れをつくろい、笠の緒すげかえ、三里に灸をすえなどしているが、松島の月、いかがであろうかとまず心にかかる。それゆえ住まいは人に譲り、杉風の別宅に引っ越すにあたって、
草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家
これを発句に、表八句を庵の柱へと掛け置いた。
月日は百代の過客であり、行き交う年もまた旅人である。舟の上に生涯を浮かべるもの、馬のくつわを取って老いを迎えるものは、日々これ旅にあり、旅を住みかとしているのだ。古人も多く旅に死んだという。私もいつ頃よりであろう、ちぎれ雲のように風にさそわれては、漂泊の思いやまず、海辺をさすらったものである。去年の秋、江上の破れ小屋に蜘蛛の古巣を払い、ようよう年も暮れる。春立つ霞の空に、白川の関を越えてみたいもの、とそぞろ神にとりつかれ心乱され、道祖神にも招かれては取るものも手につかぬありさま。股引きの破れをつくろい、笠の緒すげかえ、三里に灸をすえなどしているが、松島の月、いかがであろうかとまず心にかかる。それゆえ住まいは人に譲り、杉風の別宅に引っ越すにあたって、
草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家
これを発句に、表八句を庵の柱へと掛け置いた。
元禄2年（1689年）阴历3月27日，所谓“弥生”即日文雅称三月。按当时历谱，阴历3月27日已是阳历5月中旬，正是春日将尽之时，所以芭蕉在文中俳句写了“行春（春日将尽）”。这天清晨，芭蕉和曾良在残月微茫、曙色朦胧中，伴着远处熹微的富士山巅，乘舟沿隅田川上溯至千住宿登岸，正式走上了前往奥州的旅程。千住宿是江户时期五街道的奥州/日光街道自日本桥出发后的第一个宿场，是江户四宿之一、江户的北大门。江户时代的千住宿实际上是横跨隅田川两岸的，所以现在南北岸的社区对芭蕉奥州出发地还有争论，不过一般都认为是北岸。宿场由千住大桥沟通，当然现在的千住大桥已经是第十代了，而芭蕉看到的应该是天和4年（1684年）第四代大桥。
弥生も末の七日。あけぼのの空朧々として、月は有明、光も収まろうとする中に富士の峰がかすかに見える。上野、谷中の花のこずえ、またいつ見られようかと心細く思われる。親しいもののみ、宵より集い、舟に乗り込み送ってくれた。千住という所で舟より上がれば、前途三千里の思い万感となって胸ふさがり、今は幻のようなちまたに離別の涙をそそぐ。
行春や 鳥啼魚の 目は泪（春日将尽时 青鸟清啼婉转声 鱼目犹含泪）
この句を旅の矢立はじめとしたものの、足取りはなかなかに進むものではない。人々が途中に立ち並び、後姿の見える間は、と見送ってくれるからであろうか。
弥生も末の七日。あけぼのの空朧々として、月は有明、光も収まろうとする中に富士の峰がかすかに見える。上野、谷中の花のこずえ、またいつ見られようかと心細く思われる。親しいもののみ、宵より集い、舟に乗り込み送ってくれた。千住という所で舟より上がれば、前途三千里の思い万感となって胸ふさがり、今は幻のようなちまたに離別の涙をそそぐ。
行春や 鳥啼魚の 目は泪（春日将尽时 青鸟清啼婉转声 鱼目犹含泪）
この句を旅の矢立はじめとしたものの、足取りはなかなかに進むものではない。人々が途中に立ち並び、後姿の見える間は、と見送ってくれるからであろうか。
出发当天芭蕉的记载除了描述从杉风宅上路至千住正式走上奥州街道的情形外，还记载了路经草加宿的情形，以及对决定奥州之行的回忆。根据曾良的日记，两人当天夜宿粕壁宿，是奥州/日光街道的第四宿，而草加是第二宿，中间还隔了一个越谷宿。粕壁宿距离奥州/日光街道起点江户日本桥九里二町（一日里约等于3.927公里，一町约等于0.11公里），约35.6公里，距千住宿也有27公里，考虑到芭蕉先走了一段水路到达千住宿，所以也只有大半个白天走这一趟，而当时这一带尚属低荒湿地，不算非常好走的地段，两人脚踏草履、还身负不少的行李，因此这一天的旅程也确实略显艰辛。奥州之行的第一天即有此辛苦，难怪芭蕉在文中慨叹。
今年は元禄二年であったか。奥羽さしての長途の行脚、ただかりそめに思い立つ。呉天に白髪の恨みを重ねるというが、耳にすれどもいまだ見もせぬ地を踏み、もし生きて帰ればとはかない願いを胸に抱きつつ、その日ようよう草加という宿にたどり着いた。痩骨の肩に食い込む荷にまず苦しめられる。ただ身ひとつにて、と出で立つつもりが、紙子一枚は夜寒の防ぎ。ゆかた、雨具、墨、筆のたぐい。あるいは断りきれぬはなむけなどのいただきものは、さすがに打ち捨て難く、旅路の煩いとなってしまった。仕方のないことである。
今年は元禄二年であったか。奥羽さしての長途の行脚、ただかりそめに思い立つ。呉天に白髪の恨みを重ねるというが、耳にすれどもいまだ見もせぬ地を踏み、もし生きて帰ればとはかない願いを胸に抱きつつ、その日ようよう草加という宿にたどり着いた。痩骨の肩に食い込む荷にまず苦しめられる。ただ身ひとつにて、と出で立つつもりが、紙子一枚は夜寒の防ぎ。ゆかた、雨具、墨、筆のたぐい。あるいは断りきれぬはなむけなどのいただきものは、さすがに打ち捨て難く、旅路の煩いとなってしまった。仕方のないことである。
楼主：sherlock221b
字数：9378字
发表时间：2016-11-11 19:57:00 +0800 CST
更新时间：2016-11-26 23:46:22 +0800 CST
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