日本各地的鸡年绘马
世界遺産に登録されている熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)で30日、宝物殿前に掲げられたえとの大絵馬が「申」から来年の「酉」に掛け替えられた。参拝客らは一足早いえとのバトンタッチを写真に収めていた。
大絵馬は縦約3メートル、横約4メートル。純白のニワトリが描かれている。今年4月に就任した男成洋三宮司(63)が初めて手掛けた。
男成宮司は「ニワトリは太陽が昇る明け方一番に鳴くので、縁起がいい。来年は社殿の創建から1700年の記念の年を迎える。素晴らしい年になるよう願っている」と話した。
高野山を開いた弘法大師空海が創建したとされる和歌山県九度山町の世界遺産?丹生官省符神社で4日、本殿前に掲げられている幅約3メートル、高さ約2?1メートルのジャンボ絵馬が今年のえと「申」から来年の「酉」に掛け替えられた。
絵馬は、金色の下地にニワトリ2羽がひよこ3羽を見守る姿が描かれている。宮崎志郎宮司(68)は「ニワトリの親子が仲良くくつろいでいる絵です。初詣に来た人が和んでいただければ」と話した。
本殿前には白と黒の犬を連れた祭神狩場明神と空海の出会いを描いた大絵図も常設展示されている。
奈良県橿原市の橿原神宮に、来年の干支?酉(とり)(鶏)の夫婦を描いた大絵馬がお目見えした。参拝者がカメラにおさめるなど、境内は一足早く迎春ムードに包まれている。
大絵馬は外拝殿前に設置され、高さ4?5メートル、幅5?4メートルで畳14枚分、実際に授与される絵馬の約1600倍の大きさ。鶏の夫婦が仲良く並んでいる様子が表現され、「開運」の文字が入っている。
大絵馬の原画は同市在住の日本画家、藤本静(しず)宏(ひろ)さん(61)が制作。藤本さんは「今年は写実的ではなく、イラストをイメージしてかわいく描きました。来年が穏やかな年となるように願いを込めました」と話している。
大絵馬の設置は今回で58回目。毎日のように橿原神宮に参拝するという同市内の男性(66)は「大絵馬の写真をパソコンの壁紙(画面の背景)にしているので、毎年楽しみにしています。かわいく、彩色もきれいでいいですね」と話していた。
大絵馬は来年11月末まで飾られる予定。
来年の干支(えと)「酉(とり)」が描かれた巨大な「大(おお)絵馬」が京都市内の神社に登場し、境内が一足早い迎春の雰囲気に包まれている。
松尾大社(西京区)では境内の拝殿正面に、縦3・2メートル、横5・5メートル、重さ90キロの「大絵馬」がお目見えした。松尾大社では昭和58年から、参拝者に楽しんでもらおうと巨大絵馬を設置。年賀状の写真用に絵馬を撮るのを楽しみにしている人もいるという。
絵馬には、今年4月に死去した木版画絵師、井堂雅夫さんの作品が印刷され、酉のほか「開運」の文字や縁起のいいヒョウタンなども描かれている。井堂さんは平成25年から絵馬の原画を担当。生前に十二支の作品を完成させており、干支が一巡するまで井堂さんの作品を使用するという。
一方、護王神社(上京区)でも縦2・75メートル、横4・28メートルの巨大絵馬が登場。北野天満宮(同区)でも重さ約120キロのジャンボ絵馬が楼門に設置された。いずれも1月末まで設置する予定。
丹生官省符神社(和歌山県九度山町)の境内では、「酉(とり)」の家族が描かれたジャンボ絵馬が掲げれた。毎年親子をテーマに描かれており、同神社は「すべての原点は家庭にある。『和』を大切にする1年にしてもらえたら」としている。
絵馬は幅約3メートル、高さ約2?1メートル。絵はかつらぎ町の画家、松山敏彦さんが手がけた。親のニワトリと3羽のヒヨコがくつろぐ様子が描かれ、参拝者らが眺めて記念撮影するなどしている。宮崎志郎宮司は「自分にとって良いものを“トリ”分けていくことができる年に」と話している。
尼崎市富松町2の富松神社で5日、来年の干支(えと)の酉(とり)を描いた大絵馬の奉納式があった。
絵馬を制作した地元住民らの「富松城跡を活かすまちづくり委員会」のメンバーらが参加。絵馬は、縦3・5メートル、横4メートルのベニヤ板に、146人がアクリル絵の具を使い、1カ月半で完成させた。
愛媛県松山市御幸1丁目の県護国神社で26日、2017年のえと「トリ」の大絵馬が奉納された。同市出身の墨絵アーティスト茂本ヒデキチさんが描いた。